![]() ![]() ◆全体の掃除と後片付け 部屋内は天井を切断した時の石膏ボードの粉が全体的に散らか っており、ただ落ちているだけでなく床面はもちろんだが壁面か ら天井に至るまで全てにおいて付着してしまっている。 この事からもに、下手にブルーシートを取り外してしまうとブ ルーシートに付着していた石膏粉が再び舞い上がり、せっかくブ ルーシートで覆っていた部分も粉まみれになってしまうだろう。 その事は下図右側を見てもわかる様に、丁度赤いドラムコード の真上部分のブルーシートが白く斑になっているのがわかると思 うが、これはブルーシートのシワに沿って石膏ボードの粉が付着 してできた縞模様である。 右下図からはこの辺しか見えない様に思えるが、実際には写真 写りの問題で本来はブルーシート全体に発生しているどころか、 左下図の様に天井を切り取った部分を囲ったつもりが、その外側 までもが薄っすらと粉まみれになっている。 ![]() ![]() しかしほとんどの場合には大丈夫だと思われるが、サイクロン 式でフィルターが付いていないタイプの場合にはどうなってしま うのかは不明で、実際に試してみて漏れる様であれば通常の紙パ ック式掃除機を使用する様にする。 それよりも石膏の粉が掃除機の吸引ヘッド部分とホースから本 体まで至る所全てに石膏粉がへばり付いてしまう事から、通常部 屋を掃除する為に使用している物や新しい掃除機での吸引は、掃 除機中が粉まみれになってしまう事から止めた方がよいだろう。 ![]() ブルーシートを吸引する際には掃除機に吸い込まれて掃除にな らない事からも、右図の様な『スーパーはぼき』等を使用して吸 引すると良いだろう。 そして最後にブルーシート以外の壁面等も丁寧に掃除機で吸引 する必要があり、特に石膏ボードを切断してブルーシートで囲っ た周囲から漏れた部分を重点的に吸引する様にすると良いだろう 。 結果的に上図の部屋内を掃除機で吸い取る事3時間以上となり 、今回はスーパーはぼきも用意していなかった事もあり時間がか かってしまったと思われるが、通販で2千円前後の為にブルーシ ートの吸着による効率低下を考えると、このスーパーはぼきは絶 対に用意しておきたいアイテムだろう。 ◆ブルーシートの取り外し 本来はブルーシート表面は掃除機で吸い取れなかった薄っすら とした部分が全面的にある。 その為にこれらをヌレ雑巾等で拭き取っておきたい所だが、そ の作業だけでも更に1〜2時間かかってしまう為に、中途半端に する位ならば擦らない限りは飛び散らない為に、今回はこのまま の状態でブルーシートを取り外すことにした。 また、ブルーシートに付いた粉を掃除機で吸い取った後の物は 拭き取るのであれば必ずヌレ雑巾を使用し、かなりの頻度で布巾 の汚れを洗い流しながら拭き取る必要がある。 この場合に乾いた雑巾で拭き取ってしまうと逆に部屋中に舞い 上がってしまう結果となってしまう為に、ヌレ雑巾で頻繁に洗い 流さなければ意味が無い為に、その様な作業方法では時間がかか るだけで全く逆効果になってしまう事から、全く拭き取らない方 がまだ良い結果となるだろう。 ![]() ![]() とにかくブルーシートは動かさない様にしてできるだけゆっく りと動かす様にして、石膏ボードの粉が多い側を内側に巻き込む 様にして取り外して行く様にする。 また、ブルーシートは取り外しながら綺麗に折り畳む事は考え ず、とにかく汚れを巻き取る様にして取り外し、取り外したなら ばすぐに屋外へと持ち出す様にする。 ◆室内機のカバーを開ける 室内機には下図の様に貼り紙が付いているが、電源の電圧を間 違えると警告の点滅を行うという説明書きである為に、実際に電 源を供給するまでは貼り付けたままにしておく。 この貼り紙は左下図の様に青いテープで貼り付けてある為に、 右下図の様にしてゆっくりと剥がす様にするが、急いで剥がすと テープのノリが化粧パネル表面に残ってしまうおそれがあり、こ れを知らずに使用していると後に汚れとなってしまうだけでなく 、ノリが変質して化粧パネル表面までもがガサガサになってしま うおそれがある。 そんな事からも、テーピング類は確実に剥がす為にゆっくりと 剥がす様にして、剥がした後も手で触ってみてノリが残っていな い事を確認しておく必要がある。 そしてこの貼り紙を剥がした部分からは、右下図の様にリモコ ン受光部用の黒っぽい窓と、その隣には動作表示等としての2つ のLED表示が見えてくる。 ![]() ![]() 今回使用したエアコンでは『試運転』ボタンが室内機のパネル 内にある為に、一旦室内機のカバーを開けたままでの動作確認を 行う様にする。 ![]() ![]() しかしこの場合には室内機の吊り高さの調整不十分で開閉し難 い場合がある為に、その場合には一旦化粧パネルを取り外して開 閉してみて、化粧パネル単体では上手く開閉できる様であれば室 内機の吊り高さや天井の切断した位置関係を再確認して調整する 様にする。 ![]() ![]() その為に左下図の様に吹き出し口に近い吸い込み口にあるス リットと、吹き出し口のフラップ部分の隙間から指や爪を入れ て左下図の様につまみ上げ、その状態でパネルを真下に引っぱ る事でパネル自体を開ける事ができるだろう。 しかしパネルを吸い付けている磁石が強力な為に、勢いよく 左下図の様に引っぱるとパネルが破損してしまう可能性がある 事から、パネルを引っぱる際には適度にゆっくりと引き下げる 様にした方がよいだろう。 ![]() ![]() そして右上図の様に完全にカバーが真下を向いてから手を離 す様にするが、ここであまり勢いよく開けるとパネル自体が外 れて落下してしまうか、右上図でもわかるが両端にある落下防 止用の黒い紐が切れてしまうおそれがある為に、カバーを開け る際にはゆっくりと行う必要がある。 ◆電源の供給 次に試運転を行う為に電源を入れるが、別ページの 【電源の取り出し(単相AC200V)】 で取り付けたブレーカの封印を外してレバーを上げる様にする 。 ![]() ![]() また、今回使用したエアコンではリモコンで一旦電源を切る と、機器の保護の為に3分間は動作しない様になっている為に 、ブレーカを入れ直した際にも3分程度は待ってから試運転を 行う様にするが、機器によっては初期化等を行っている場合が ある為に、最低でも1分程度は通電しても動作させない様にす る。 ![]() ![]() その際には2人で作業するのが一番良いのだが、どうしても 1人で作業する場合には室内機側の端子部分に直接テスターを あてて電圧を測定すると良いだろう。 ![]() ![]() ◆強制冷房運転について そして試運転スイッチは左下図の様に室内機の化粧パネルを 開けた位置にあり、右下図の様に【応急運転スイッチ】と書か れており、実際に押すスイッチの形状は無く左下図の様に説明 書きシールの中にある【押す】と言う部分の真下にスイッチが ある様である。 ![]() ![]() 運転モニターのLEDは左図の様に化粧パネルの左側に見え る様に立つと左側が点灯するが、左下図でもわかるかと思うが 2つあるLEDのうち左側だけ点灯すると冷房試運転となり、 もう一度応急運転スイッチを押すと今度は右側のLEDが点灯 して暖房試運転となる。 更にもう一度押すと両方のLEDが消灯して応急運転が停止 となる為に、この応急運転スイッチはむやみに押さず必ず2つ のLEDの状態を確認した上で押す様にする。 ![]() ![]() そして試運転中には吹き出し口から冷たい冷風が出て来る事 を確認したならば、右上図の様に室外機側も確認しておき内部 のファンが回転している事も確認しておく様にする。 ここで試運転ではなく通常の運転モードで動作確認を行って しまうと、気温やリモコンの設定温度によっては室外機のコン プレッサーやファンが動作し無い為に、動作確認を行う場合に は必ず試運転モードの冷房で行う様にする。 今回使用したエアコンの試運転モードでは、強制運転される のは応急運転スイッチを押してから30分間で、その後は冷暖 房共に24℃の設定でコントロールされる為に、あまり長い間 試運転モードで動作させたままでは、室外機のコンプレッサー やファンが回らなくなっている場合がある為に、動作確認は5 〜10分程度運転している最中に行うと良いだろう。 ◆リモコン運転での確認 試運転による動作確認が完了したならば、今度はリモコンに よる通常運転時の動作確認を行っておくが、試運転は応急運転 スイッチにより一旦停止しておく様にする。 しかし、一旦停止してからでは3分間動作しなくなってしま う事もあり、試運転時にリモコンでの電源ON/OFFも可能 であるが、やはり停止してしまう為に温度設定やその他の設定 スイッチを押す事により、その時点で試運転モードや試運転で 30分過ぎた応急運転モードは解除されてリモコン運転モード に切り換ります。 当然だが、購入直後のリモコンには乾電池が装着されていな い為に使用できず、予め付属の乾電池をリモコンにセットして おく必要がある。 ![]() ![]() 通常はリモコン1に設定して出荷されているはずであるが、 販売店側でリモコンだけ切り替えて使ってみている場合も考え られる為に、一応リモコン1と2の切り換えを確認してみる。 ![]() ![]() その際にはどちらのフラップが動いているかわからない場合 には片側ずつ動作させて確認する様にし、特に上下フラップが 化粧パネル等に接触していないかどうかを確認する必要がある 。 この場合には接触の仕方で擦っている感じの場合と完全に当 たっている場合が考えられ、完全に当たっている場合には動き だけを見ていると停止状態と勘違いし易い為に、フラップ全体 を確認して当たっていないかどうかも確認する必要がある。 フラップと化粧カバーの干渉チェックが終わったならば、再 び化粧パネルを閉じてしっかりと【PUSH】部分を押してお き、再びフラップとの干渉をチェックしておく様にする。 これでエアコンの取り付けと確認作業は全て完了となる。 ◆屋根裏の断熱材 エアコンの動作を確認し終えたならば、最後にもう一度屋根 裏に上り、取り付け作業で邪魔になる部分の断熱材を除外して いた部分の断熱材を戻しておく様にする。 ![]() ![]() ![]() ![]() ◆断熱材の追加 そこでホームセンターに出向き断熱材を調達したが、薄手タ イプの60円弱と厚手タイプの170円の2種類があったが、 現状使用されている物が厚手タイプと同じ厚さだった事もあり 、今回は左下図の様に厚手タイプの断熱材をとりあえず10枚 用意してみた。 断熱材の材質としては薄手のビニール袋に入れられた黄色い グラスウール製品で、今回用意した物は両側がビニールであっ たが実際に家に使用されていた物は片面がアルミ色となってい たが、直射日光が当たる訳でも無い為にそれほど変わりはない だろう。 ![]() ![]() ![]() 更にその上からもう一枚の断熱材を乗せて、下にある2分割 で多い被せた断熱材が開いてしまわない様に重し代わりにして いる。 ![]() ![]() この様にして今回使用したのは7枚の断熱材で、室内機の真 上に3枚と、その周囲には各1枚ずつの計4枚を使用した合計 7枚である。 メインに戻る ⇒ 修理・分解に戻る ⇒ エアコンに戻る ![]() |