carrozzeria製DVDカーナビゲーション AVIC-D9900V
リアシートの取り外し


◆リアシート座面の取り外し
 座面であるシートクッションを取り外す為には、後部座席の足元 からシート方向を見ると座る位置の中心より多少外側寄りに左図の 様なボルトで車体に固定されているのがわかる。
 そしてこの部分にあるE型のトルクスボルトを右図の様なトルク スレンチを使用して取り外しておくが、ボルトは左右に各1本ずつ ありこれらを2本共取り外す。
 更にシートクッションを取り外す前にシート中央部分よりシート ベルト用の金具が飛び出ている為に、この金具を事前にシートから 取り外しておく必要がある。
 取り外すと言ってもネジ類を外す訳ではなく、シートベルトの金 具が出でいる部分をシート隙間にシートベルトの金具を押し込む様 にしてシート下部に落とし込んでおく様にする。
 シートクッションは左図の様に先程取り外した金具からシート中 央寄り側にU字型の金具が飛び出しており、この部分が車体にある 右図の様な樹脂製のクリップ状の物に挿し込まれる形で固定されて おり、一度挿し込むとなかなか外れない構造となっている。
 その為にシート下部に手を入れ込み、手探りでこのU字型の金具 を探し出し、金具の両側を両手で一気に持ち上げる事で取り外せる だろう。
 この部分は何のためらいも無く壊すぐらい精一杯の力を振り絞り 、一気に持ち上げないと樹脂部分のクリップが変に変形して益々外 れなくなってしまう為に注意が必要である。

◆リアシート背面の取り外し
 今度はリアシートの背もたれ部分であるシートバックを取り外す 必要がある。
 シートバック両サイドの下部を見てみると、左図の様にU字型の 金具がシートベルトを固定してある付近に飛び出しており、この金 具をボルトによって車体に固定してあるだけの様である。
 その為に、この部分のボルトを左図の様にソケットレンチを使用 して、両サイドにあるボルトを2本共取り外しておく様にする。
 シートバックを固定してあるボルト類はこの2本だけだが、その ままではシートバックを取り外す事ができない。
 それはシートバック背面には右図の様に横方向に張り巡らされた 棒の3箇所にコの字型の折り曲げがあり、この部分かシートバック 背面の板金から突き出している左図の様なフック部分に引っ掛けら れている為に、この3箇所にある引っ掛け部分を全て解除しないと シートバックが車体から取り外せない構造になっている。
 その為にシートバックを真下から持ち上げたままで、今度は上部 を手前方向に引っ張った状態で持ち上げていたシートバックを真下 に下げ、再度シートバック上部を引っ張った際に固定されておらず 前後に動かせる事を確認する。
 取り外しの際には持ち上げが十分でなかったり、シートバック上 部をシートバックを下ろし終わる前に戻したりすると、またフック に引っ掛かってしまい元に戻ってしまう場合がある。
 そしてシートバックの取り外しは、シート幅が広い為に片側ずつ 外さないと引っ掛かって取り出せない可能性がある。
 そしてシートバックが完全に取り出せる方向に向いたならば、あ とはシートバッグを車外に取り出す様にする。
 また、リアシートの取り外しについては別ページにある 【リアシートの取り外し】 に詳細がある為に、こちらもあわせて参照願いたい。

◆その他の取り外し
 リアシートを取り外すと左図の様にシートバック背面からは黒い ビニール製の吸音材が出てくる。
 固定方法としては左図の黒い吸音材上部3箇所にあるシートバッ クをひっかけて固定する周辺にクリップが挿し込まれ固定されてい る。
 このクリップは硬くなかなか外れない為に、クリップ外し工具等 を用意しておくと良く、ただ引っぱっただけではなかなか外せずク リップ自体が破損する可能性が大きく、同サイズのクリップをホー ムセンター等で探しておき予め用意しておいた方が良いだろう。
 クリップを3個取り外せばあとは吸音材を取り外すだけである。
 吸音材を取り外すと右上図の様に板金が見える様になり、よく見 ると中央部分の板金が複数のボルトで固定されており取り外せる様 になっている。
 バックボードは右上図の様にボード周辺にある9本のボルトによ り固定されており、これらのボルトをソケットレンチを使用して取 り外すが、取り外す順序としては上部中央にある2本のボルトは必 ず最初に取り外しておく様にする。
 これはボルトを取り外したバックボードの穴径を見てもらうとわ かるが、この上部中央部分の2個だけ穴径が小さい事が確認できる だろう。
 その為に最後まで残しておくとバックボードが下に下がった状態 でこの2本のボルトを緩めると、ボルトのネジ溝部分に板金が擦れ ボルトのネジ溝が崩れ易くなってしまう為である。
バックボードにある全てのボルトを取り外したならば、軽くバック ボードを持ち上げてフックの引っ掛け部分を解除し、そして手前に 引く事でバックボードを車両から取り外す事ができる様になる。
バックボードを取り外すと右上図の様に各種コントローラやバッテ リーが見えてくる。
 また、シートバックの取り外しについては別ページにある 【リアトレイの取り外し】 に詳細がある為に、こちらもあわせて参照願いたい。


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