HONDA SNOWLA HS970(K2)
オーガー／ブロアー


◆部品の構成
 　オーガハウジングのページでも紹介しているが、オーガハウジ ングには下図の様にオーガ自体が取り付けてあるが、このオーガ で砕石を巻き込む為にこれ自体も磨耗してしまう。
　しかし、このオーガ自体はオーガハウジングと比較するとかな り厚手の板金で成型され、回転軸であるシャフトには溶接されて 取り付けてある。
　その為に別ページにある 『オーガハウジングの破損』 に掲載した画像を見てもわかる様に、オーガハウジング自体に穴 が開く程度まで使用しても角が若干潰れたり、砕石を噛み込む部 分の塗装が剥がれ若干角が磨り減っている程度である。
　これらの事からもしばらくは交換する必要は無いかも知れない が、長く使用する上では保守部品の保管期限が切れる前に入手し ておく必要があるのだが、おそらくこのオーガを交換する頃には もう一度オーガハウジングも交換する時期となっているだろう。
　その為に、オーガハウジング交換後には古いオーガハウジング を溶接等の修復を行って保管しておく様にするか、又は更にもう １セット分のオーガハウジングも購入してしまい、これと共にオ ーガを購入して保管しておく必要があるだろう。
　更にオーガハウジングの奥の方には下図の様に雪をシューター へと飛ばす為のブロアーが付いており、このブロアーは高速に回 転する事からブロアー周辺のオーガハウジングには砕石が飛び出 そうとした変形が多数付いている。
　その為に夜に除雪していると砕石を巻き込むとシュータから火 花が見える事もあり、オーガと同様に厚手の板金で作られている とは言えどオーガと比較すると傷や磨耗が若干多い様な感じがす る事もあり、このブロアーぐらいはオーガハウジングと一緒に交 換しておいても良いだろう。
　尚、上図のオーガとブロアーに関しては意外と厚手の板金で作 られている為に、意外と砕石を長年巻き込み続けても減らない様 ではあるが、実際には現物を確認して板金部分の角が磨り減って 無くなってしまっている物は交換した方が良いだろう。
　オーガ自体はたとえ減ったとしてもブロアー部分に雪をかき込 むだけの為に、多少減ってオーガハウジングとのクリアランスが 増えたとしても問題にはならないだろう。
　しかし、オーガ自体やオーガハウジング内側の塗装が剥がれて 来ると、雪質によってはかなり付着してしまう為にシーズンオフ 後にはしっかりと塗装をしておき、更に除雪で使用する度にすべ りを良くする為のスプレー等を十分に吹き付けてから使用すると よいだろう。

◆部品リスト
 　以下ではオーガとブロアーにその周辺部分の部品を紹介するが 、これらの中心にあるオーガミッションについては別ページにあ る 『６．オーガートランスミッション』 を参照して頂きたい。
　下表では左右のオーガとブロアーを全て交換した際の部品表を 掲載しているが、交換する目的の部品を青色としてあり交換の際 に再利用不可能部品を橙色で表示してみた。
　更にどうせ交換するのなら一緒に交換しておきたい部品を黄色 としてあるが、実際には現在の部品状態によって購入するか再利 用するかを判断すると良いだろう。
　全て交換すると下表の様に４．３万円と言う事であるが、その 中のオーガとブロアーだけで３．８万円な為に、５千円程度であ れば全て交換してしまっても良いだろう。
F-20 オーガー/ブロアー
No 部 品 番 号 部       品       名 価  格 個数 合 計
1 72410-768-010 ｵｰｶﾞｰCOMP.,R. 14,400 1 14,400
2 72419-767-013 ﾎﾞｽ,ﾛｯｸﾎﾞﾙﾄ 960 2 1,920
3 72440-768-S00 ﾌﾞﾛｱｰCOMP. 9,300 1 9,300
5 72442-768-S00 ﾊﾟｲﾌﾟ,ｼﾞｮｲﾝﾄ 1,800 1 1,800
6 72450-768-010 ｵｰｶﾞｰCOMP.,L. 14,400 1 14,400
8 90114-SA0-000 ﾅｯﾄ,ｾﾙﾌﾛｯｸ 6MM 100 1 100
9 90309-428-731 ﾅｯﾄ,ﾌﾗﾝｼﾞ 8MM 195 1 195
11 90757-767-000 ﾋﾟﾝ 7x40 150 2 300
12 92101-06016-0A ﾎﾞﾙﾄ,6ｶｸ 6x16 30 1 30
13 90114-SA0-000 ﾅｯﾄ,ｾﾙﾌﾛｯｸ 6MM 100 2 200
14 90501-KV6-670 ﾜｯｼｬｰ,ﾌﾟﾚｲﾝ 7MM 80 2 160
15 94201-30200 ﾋﾟﾝ,ｽﾌﾟﾘｯﾄ 3.0x20 25 2 50
16 92101-06016-0A ﾎﾞﾙﾄ,6ｶｸ 6x16 30 2 60
17 95701-08016-00 ﾎﾞﾙﾄ,ﾌﾗﾝｼﾞ 8x16 40 2 80
18 95701-08035-00 ﾎﾞﾙﾄ,ﾌﾗﾝｼﾞ 8x35 50 1 50
19 90757-729-000 ﾋﾟﾝ,ﾎｲｰﾙ 8x35 175 1 175
20 94102-08800 ﾜｯｼｬｰ,ﾌﾟﾚｲﾝ 8MM 25 1 25
21 91308-PA9-003 Oﾘﾝｸﾞ 19.8x1.9(ｱﾗｲ) 130 2 260
22 94201-30250 ﾋﾟﾝ,ｽﾌﾟﾘｯﾄ 3.0x25 30 1 30
備
考		 HS970K2 JS 専用
(ｴﾝｼﾞﾝ：GX270 TK4  ｷｬﾌﾞ：BE17B C)		 総合計 \43,535

　また、オーガよりも回転速度が速い為にブロアー部分の磨耗が 多い為に、上記表から抜粋してブロアー部分だけの部品表も用意 してみた。
　下表も上記同様に交換目的部品を青色で表示し、再利用不可能 部品を橙色とし同時交換推奨品を黄色としたが、その中でも色の 濃いｂP１，１４，１５，２１はオーガを取り外した際の必要部 品で、その中でもｂP５と２１は再利用不可能部品の為にブロア ーの交換の際にも必ず用意してから交換作業を行う様にする。
　部品的にはブロアーと再利用不可能部品だけの交換であれば、 丁度１万円で済む様である。
F-20 オーガー/ブロアー (ブロアーのみ)
No 部 品 番 号 部       品       名 価  格 個数 合 計
3 72440-768-S00 ﾌﾞﾛｱｰCOMP. 9,300 1 9,300
5 72442-768-S00 ﾊﾟｲﾌﾟ,ｼﾞｮｲﾝﾄ 1,800 1 1,800
8 90114-SA0-000 ﾅｯﾄ,ｾﾙﾌﾛｯｸ 6MM 100 1 100
9 90309-428-731 ﾅｯﾄ,ﾌﾗﾝｼﾞ 8MM 195 1 195
11 90757-767-000 ﾋﾟﾝ 7x40 150 2 300
12 92101-06016-0A ﾎﾞﾙﾄ,6ｶｸ 6x16 30 1 30
14 90501-KV6-670 ﾜｯｼｬｰ,ﾌﾟﾚｲﾝ 7MM 80 2 160
15 94201-30200 ﾋﾟﾝ,ｽﾌﾟﾘｯﾄ 3.0x20 25 2 50
18 95701-08035-00 ﾎﾞﾙﾄ,ﾌﾗﾝｼﾞ 8x35 50 1 50
19 90757-729-000 ﾋﾟﾝ,ﾎｲｰﾙ 8x35 175 1 175
20 94102-08800 ﾜｯｼｬｰ,ﾌﾟﾚｲﾝ 8MM 25 1 25
21 91308-PA9-003 Oﾘﾝｸﾞ 19.8x1.9(ｱﾗｲ) 130 2 260
22 94201-30250 ﾋﾟﾝ,ｽﾌﾟﾘｯﾄ 3.0x25 30 1 30
備
考		 HS970K2 JS 専用
(ｴﾝｼﾞﾝ：GX270 TK4  ｷｬﾌﾞ：BE17B C)		 総合計 \12,475



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