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AtermIT55DSUにS点ユニットを追加

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◆S点ユニット
pc-it_u01.jpg  AtermIT65シリーズが販売される前にはこのAtermIT55DSUを購入して使用している 人がかなりいると思うが、AtermIT65が販売されてからはファームウェアのバージョン アップも無くなってしまい、今後のサポートは無い様である。
 私もこのAtermIT55DSUにS点ユニットを取り付けておいてターミナルアダプター カードである AtermIB55Pro ともう一台の増設用TAとしてAtermIT55DSUかAtermIT55を 使用して電話機を接続するアナログポートを増設しようとしたが、TA間の内線転送・ 通話ができない事からあきらめていた。
 しかし今回AtermIT65/50用の 高機能S点ユニット が登場したおかげでTA間でも 内線転送・通話等が可能となった他に、このAtermIT55DSUの様な従来の機器でも TAとして拡張して利用できるといったうれしい話が出てきた。
 その為にAtermIT55DSUを拡張用のTAとして利用する場合には右上図の様な別売の S点ユニットが必要となる。
 このNEC製の S点ユニットは、型式が PC−IT/U01 となっており、AtermIT45の頃からの共用部品として販売されていた為に在庫切れの 恐れも有る。
 価格も¥4,800と安価な為に早めに購入しておいた方が良いだろう。
pcb-up.jpg  このS点ユニットはAtermIT55DSU自体をDSUも使用し外部に増設する目的で あればそのまま実装して利用できるが、今回は拡張用として利用する為に本体の DSU機能は切り離す必要が有る。
 このDSUの切り離しは左図で下側の親指の所にあるSW2のスイッチで切替え、 出荷時の設定はONとなっているがこれをOFFとする事でDSUを切り離す事が できるようになる。
 スイッチ部分の基板にはSW2とONやOFFとシルク印刷されている為に 間違える事は無いが、スイッチの頭が基板の裏側に実装されている為に切替える 場合は棒状の物を差し込んで切替える必要が有る。
 また、上側の方にもSW1というスイッチがあるが、これは拡張時の終端抵抗で 拡張方法によっては切替える必要がある。
 Aterm同士で10m以内であれば問題ないが、屋内配線でISDNを引き回して いる場合や別メーカーのTAやDSUと接続する場合は、これらのメーカーの取説を 参考にして設定する必要が有る。
 出荷時の設定では終端抵抗がONとなっている為に、今回はAterm同士と言う 事でDSU切換のSW2も終端抵抗のSW1も出荷時設定の逆であるOFF側に 設定する。

◆S点ユニットの取り付け
cover.jpg  Aterm本体の背面には右図の様にダミーのメクラカバーが取り付けてある為に、 S点ユニットを取り付ける為にはこのメクラカバーを取り外す必要が有る。
 このカバーは右図でもわかる様に、上下方向に引っかけ様の爪が有りこれで固定 されている為に細いマイナスドライバー等で片方の爪を外す様にしながら取り外す。
 また右図の様にメクラカバーの側面に指の爪を入れて持ち上げる様にする事で、 わりと簡単に取り外せる。
unit-set.jpg  メクラカバーを取り外した部分には左図の様にS点ユニットを差し込むが、入れる 方向に注意して差し込む様にする。
 このS点ユニットは若干だが台形状の形をしている為に逆に取りつけてしまう事は 無いと思うが、差し込む際は本体の形状とS点ユニットの基板がAterm本体の 基板ガイドのある側にして差し込む様に十分確認の上で取り付ける様にする。
 この差込方法は取説の他に、左図でもわかる様にS点ユニットにもシールが貼り付け て有る為によく確認する様にする。
s-unit-push.jpg  S点ユニットを差し込んだら本体とのコネクターに右図の様にして押し込む様に して取り付ける。
 左上図の様にして軽く押し込むとあともう少しの所で止まるが、この部分から 押し込む事でAterm本体とS点ユニットのコネクターを差し込む為に親指で 押してやる様にする。
 そうすると右図でもわかるように、S点ユニットの上下に有る固定用の爪が パチンと引っ掛かる音がする為にこの様な状態まで確実に押し込むが、あまり 無理に押し込むとAterm本体内部のコネクター取り付け部分が破損する 可能性が有る為に十分注意して取り付ける様にする。



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