コスモシリーズワイド21


◆器具の用意
 前回、別ページにある トイレ換気スイッチ で初めて使用した松下電工のコスモシリーズワイド21であった が、ただスイッチのボタンが大きいだけの製品と思っていた。
 しかし実際に使用してみると、スイッチ本体としてはB回路や C回路共に接点的にはオルタネイトタイプとなっているのだが、 ボタンの押し方から見ると従来のどちらかにボタンを倒すタイプ ではなくいつも同じ所を押すタイプであった。
 その為に以前はC回路の3路スイッチに付いているホタルや通 電表示のLEDが気になり、2つどちらかでONして別の方でO FFしてしまうとボタンがLEDとは逆の方向となってしまう事 が気になっていた事もあり、今回はPCやADSLモデムの電源 スイッチを全てこのコスモシリーズのワイド21に交換する事に した。
 
 製品は左上図の様なパッケージ物と、右上図や左下図の様な部 品の単品販売があるが、どうしても同じ組み合わせでも左上のパ ッケージ物の方が安価な為に、できるだけパッケージ物を使用し た方が良いだろう。
 しかし店舗側も全シリーズ揃えている訳では無い為に、今回も C回路のホタル+通電表示とB回路のホタルタイプの2ボタンタ イプが無く、とりあえず左上図の様にC回路のパッケージを2つ 用意した。
 そして右上図の2ボタン用のネーム付きボタン2個と、左下図 にあるB回路スイッチを使用して目的のスイッチを組み合わせ直 して作り出す事にする。
 
 また、今回の組み合わせで1ボタンが余ってしまう事から、更 に左上図の取り付け枠やB回路のスイッチをもう一つ用意し、別 ページで紹介している 新しい器具の取り付け の最後にある換気扇が無い方のトイレ照明用のスイッチとして 利用した。

◆取り付け枠について
 器具の組み直しについてはこの後にある 新しい器具の取り付け でも説明しているが、従来の取り付け枠を変形させて器具を固定 していたのに対して、コスモシリーズの取り付け枠は下図の様に 両サイドに器具を固定する穴がある為に、一度取り付けた器具を 着脱してもこの枠自体を変形させる事が無い為に、従来の取り付 け枠とは違い再利用が可能である。
 
 形状的には左上図の様に従来品とあまり変わらず、スイッチボ ックスへの固定ネジの穴ピッチやサイズも同じな為に、専用のス イッチボックスを用意する事はない。
 その為に、これまで使用していた場所のスイッチをコスモシリ ーズに変更する事も可能となっており、新旧の器具同士で配線を 入れ換えるだけで直ぐに交換できる。
 
 このコスモシリーズの取り付け枠にも従来品と同様に取り付け の上下があり、左上図の様に取り付ける上方向の刻印が付いてい る方を上にして使用する。
 その為に、器具を組み立てる際には必ずこの方向を確認してか ら組み付ける様にする。
 この方向は2連・3連と並べて使用する際に、取り付け枠同士 が噛み合う様になる構造となっている為に、1連だけで使用する 場合には上下を逆にしても使用できない事は無いが、2連以上で 使用する場合には注意が必要である。


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