◆従来使用していた部品 左図がこれまで使用していた分配器で、新築時に配線をお願い した業者から取り付けてもらったものだが、この際にも分岐器を 使用して配線する様にお願いしたのだが、結局分配器による配線 となっていた。 しかし金属ケースタイプのF型接栓を使用したものにだけはな っていた様で、当初6部屋分と言う事で出力数が丁度の6分配器 が使用されていた為に全く余裕が無かった。 当時は近所のホームセンターにもこれらの機器は少なく、もし かしたらそれほど分配数の多い物は無かったのかも知れないが、 それならば尚更の事分岐器を使用し、4分岐ぐらいをコマ目に分 けて配線してもらった方がよかった気がした。 そして案の定、10年も過ぎたあたりからTVを増設する必要 が出てきたのだが、やはりホームセンターや家電量販店でも分岐 器は見当たらず、とりあえず間に合わせに左図の様な2分配ユニ ットを使用して配線していた。 しかし、分配出力を更に分配するとかなりの減衰量となる為に 、実際この2重分配した出力では極端にテレビの映りが悪くなり 、とりあえず使用していない部屋に最も映りの悪いOUT2を接 続しておいた。 こんな間に合わせな接続にしてあった事もあり、更に今回はデ ジタルBS/CSの帯域も通す事から、この様な線材が剥き出し の接続する機器は避け、全て広帯域対応品でF型接栓による接続 ができる機器に交換する事にした。 ◆新しい交換部品 そして今回用意した物が左図にある8分配器で、全て分岐器で 配線を行う予定であったが、既に従来の配線が1箇所集中配線と なっていた事もあり、従来6分配+2分配で7分配としていた為 に今回は8分配器を使用した。 この分配器の前では別ページにある 【分岐器の取り付け】 で説明している分岐器をオーディオルーム用として使用してお り、この分岐器のスルー出力を別ページの 【全体の配線】 にある様に接続している。 そして8分配の空き端子には右図の様なダミー抵抗を取り付け ておく様にする。 ◆屋根裏への設置 そして下図が元あった場所へ実際に今回新しく用意した8分配 器を取り付けた様子である。 そして下図が今回新しく交換した8分配器であるが、従来のケ ーブルをほとんどそのまま接続してみたが、元々の同軸ケーブル の処理が間違っている様である。 本来は同軸ケーブルのシールドである編線はOUT3やOUT 6の様に見えなくするのが一般的で、おそらく圧接リング部分で 直接シールドの編線を接触する事によりF型コネクターと接触さ せるつもりだったのだろうが、かえってこれがシールド性低下に つながってしまう事になる。 その為に、2分配器を追加した部分は今回取り付け直した為に OUT3とOUT6は問題は無いが、後に全てのコネクターを付 け直しておいたが、今回この画像を撮らなければ気付かなかった かも知れず、屋根裏作業だった為に危うく確認を怠る所であった 。 ◆余談 (オーディオラック背面の配線について) 上図にもオーディオラックの真上である天井裏を紹介したが、 左図の部分がオーディオラックの真上の場所にあたる。 そしてこの背面には電源をはじめとしアンテナ線等が複数通し てあるが、今回ここへ追加しようとして調べてみると右図の様に 大変な事になっていた。 本来スイッチボックス分の厚さが壁の中にあるのだが、その部 分に断熱材が入れられている他に右図の様に横木が取り付けてあ り、その横木に線材位の大きさの穴を開けて線材が通してあった 。 その為に、この横木と石膏ボートの間で断熱材を押し退けなが らでないとケーブルが通せず、今回もBSアンテナ用の同軸ケー ブルを追加してみたが、一旦硬い電源用のVVFケーブルを仮に 通しておいて、そのケーブルに同軸ケーブルをくくり付けて引き 出さないと通せなかった。 更に、壁面にはスイッチボックスが多数取り付けてある事から 横木だけでなく縦木も入れられており、VVFケーブルを通すに もオーディオラック壁面から挿し込まないと目的の位置に線材を 通す事は不可能であった。 それでも1本通すのに30分近くかかり、断熱材から邪魔にさ れ思った様に作業できない。 その為に新築や改築の際に線材を通す部分には余裕を持たせ、 後々の配線変更が楽にできる様にしておくと良いだろう。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る BSアンテナ設置に戻る |