タイヤ周辺の錆の具合 ◆左フロント足回り周辺 とりあえず雪も積もりすぐに消えてしまうだろうが、12月と 言う事もありスタッドレスを履いたままでも時期的にいつ雪が降 っても良い事から、ついでに錆具合を確認してみた。 車を譲り受けた時には防錆処理をしてあるとは言うものの、実 際に見てみるとよくディーラ等でやるシャーシブラック的なパス タと呼ばれる薄い塗装をしただけの様である。 その為に、タイヤ回りのかき回される水圧に加えて、砂や小石 も飛び交う為に右上図の様に剥がれてしまっているがわかると思 うが、塗装の上から塗った為に剥がれやすいと言う事もある。 この辺にも部分的にではあるが黒いパスタが塗られた形跡があ るが、意外とドア等から比べると条件が悪い割には錆ていない為 に安心したが、右上図の様に奥に見えるバンパー取り付け金具の 錆具合から見ると大きな違いだろう。 以前、セルボモードにHID取り付けの際にはこのバンパー取 付金具を 亜鉛塗装 にしたが、今回はこれだけ錆ていると一旦新品部 品に交換してから防錆処理をした方が良いだろう。 ダンパーにも溶接部分にはかなり錆が見られるが、こちらも何 れはセルボモードと同じ様にダンパーだけはエナペタル製にし、 周辺部品は全て純正部品にて交換する。 心配な部分はやはりブレーキホースで、とりあえず右上図の様 に外傷的にヒビや傷等は見かけられないが、足回り交換の前に1 度ブレーキホースだけでも交換しておいた方が良いだろう。 しかしよく見ると右上図の下側の様にさすがに若干錆かかって おり、この周辺は底面部分もこんな感じに錆ているのだろうが、 やはりWORKSにもマッドガードが欲しい所である。 一番心配なのは表面上は右上図の程度であっても、この裏側が どうなっているかで、この辺は板金がフレームの代わりに強度を 増す為に袋状になっている部分が多い為に、もしかすると確認し たくとも確認できない部分なのかも知れない。 しかし、見たところではヒビ等も無くセルボモードよりも良い 状態かも知れない所から、もしかすると全て一旦交換してあるの かも知れない。 ◆右フロント足回り周辺 右側のフロント部分の奥側は左下図の様に左フロント部と違い ボルト等が無い為か塗装剥がれ部分はほとんど見られないが、ダ ンパーとナックルを接続している部分に油が滲んでいる。 この油はブレーキオイルなのかどうかだが、ブレーキオイル交 換時の物であれば問題無いが、ダンパーからのオイル漏れなのか は不明であるが、乾きつつある為に問題ないだろう。 そしてパスタ剥がれだけでなく、右下図の様に丁度ブレーキホ ースが曲がった部分の上には錆びた部分があるのがわかるだろう 。 こちらも左側と同様にどこまで錆が進んでいるのかが心配であ るが、フロアーパネルは上図の外側と内側の二重ににっている事 から確認のしようが無い為に一番心配な所である。 ◆左リア足回り周辺 フロントよりもリア周りの方が心配だったが、ドアやリアゲー トの錆具合から見ると意外と錆びていない事だけが幸いでホッと しているのだが、あくまでも外観上から見ての話である。 右上図は進行方向側であるが、汚れてはいるものの赤い塗装や 黒いパスタ風の塗装は見えるものの、ドアの様なひどい錆具合は 全く無く、部分的に錆びている所があるだけである。 また、サイドブレーキワイヤーも外観上は汚れているだけで、 ヒビや割れ等も一切無く、ただサイドブレーキを引いた感じでは セルボモードと比較すると、何れ全て交換した方が良いだろう。 その真上側が右上図で、ブツブツの防錆処理の部分は大丈夫の 様であるが、その下側にはやはり溶接で接合した部分に錆が見え ているのがわかるだろう。 この程度であれば何とかなりそうな気がする為に、とりあえず 黒錆化を行うかどうか、錆を完全に落としてしまうと黒錆化がで きなくなる為にその場合は防錆塗装が必要となる。 サイドブレーキやブレーキホース部分の取り付け金具等は意外 と錆びておらず、ブレーキキャリパーの錆ももしかするとブレー キローターからの錆が影響していると思われる。 その為に、本来はある程度錆が見え始めたら黒錆化を行い、そ れを夏冬のタイヤ交換時に行う事により錆が発生し難くなる為に 、ここまでならないうちに手を打つ必要がある。 ただ、この部分はできれば燃料給油口からのパイプやゴムホー スをカードする物があっても良さそうなのだが、左上図の様にタ イヤ側に直接出ている為に小石等も直撃するのだろう。 その割には燃料パイプには破損や錆は見られず、右上図の様に その後ろにある板金部分には全体的に錆が多く見られ、裏側まで 錆が行っているかどうかはリアバンパーを取り外さないとわから ない為に、最悪の場合にはこの部分だけでも交換となるだろう。 ◆右リア足回り周辺 左下図が右側のリア部分であるが、やはり四輪共にディスクブ レーキのローターはかなり錆きっており、そのおかげかブレーキ キャリパー自体も若干錆付いている感じである。 マフラーも社外品が取り付けられている為に音が多少大きく、 回転をある程度キープする為と錆もある程度多く出ている事もあ り、こちらもセルボモードと同様にタービン以降の触媒も含めて 全て純正部品で交換する事にする。 タコ足は今回エンジン換装時にタービンと共にリビルト品を使 用する為に、タコ足内の鋳物が焼けてボロボロになりタービン内 にバラまかれても困る為に、新品の純正エキゾーストマニホール ドと交換する事にしている。 こちらはブレーキローターカバーと共に全てを交換するが、安 全性の為にもフロントはハブやナックルとベアリング毎、リアも 同様にハブ関係から全て交換した方が良いだろう。 現在はハブベアリングも交換すると言っていた為に交換したば かりの為か、タイヤ鳴りの様なゴロゴロ音は全くせず安定してい る為に、しばらくはこのままでも大丈夫だろう。 ◆リアバンパー付近 左下図がリアバンパーから見たリアデフ側の全体図で、今回も らったワークスは四駆の為にリアデフが付いているが、このデフ ケースが右図の様に意外と結構錆ている。 しかし、これらのギヤケース類は肉厚の為にしっかりと黒錆化 して防錆塗装を行ってから厚手の防錆塗装塗れば十分であろう。 右下図は牽引フックのすぐ後方にあるリアメンバを受ける為の 補強部分であるが、これらも深くは無さそうであるが溶接部分に 関してはほとんど全面的に錆ている。 その辺は全面的に張り替えるとなると、全部溶接して組み立て る訳にも行かない為に、おさらく部品はパネル全体の購入となり 補強を考えて部分的な張り替えになると思われるが、これだけは 全体的に錆の把握を行わないと判断できないだろう。 ◆ブレーキのあたりについて 今回のHB21Sもそうだが、以前から別ページにある ワゴンR の頃からブレーキローターへのパッド当たりの面積が異常に少な くなっている様に思える。 左下図の様にブレーキパッドが擦っている部分を見ても、ロー ターの外周と内周にはかなりの余裕があり、CN系のアルトやセ ルボモードとも同じブレーキパッドを使用しているにも関わらず 何故これだけの違いがあるのかが疑問であった。 そして右下図がCN系のブレーキパッドで、これは前面が当た るタイプで、何故か今回の右側フロントにはこのCN系のブレー キパッドが使用されていた為に右上図の様に広いブレーキパッド の当たり面とはなっているものの、実際にはブレーキローターに も左下図のブレーキパッドが当たる面以外にはブレーキローター にも突起が出ており、そのミスマッチな右フロントブレーキロー ターの外周にはリング状の突起が見えているのがわかるだろう。 ローターがCN系のPCD100タイプと同じであればそれら を利用して、CN系のブレーキパッドを使用した方がより効きは 良くなると思われるが、何故この様になっているのかは不明であ る。 何故左右のフロントブレーキパッドが違うのかを前のユーザー に聞いてみた所、以前私がセルボモードのPCD100化を行っ た際に、現物比較の為に購入した フロントナックル毎を購入 した際の物を分解後このユーザーに譲った所、そちらの方が程度 が良かった為に交換したとの事で、その時に既にこの組み合わせ になっていたのかどうかは不明である。 まさかセルボモードの時にあったリアブレーキ用のPバルブを 廃止して、このブレーキパッドの当たり面積で調整しているとは 思えないが、これが本当に純正品でもそうなのかである。 ◆簡易的な錆対策 とりあえずドア等のパネル類からの錆対策としては、左図の様 な赤錆を黒錆化にして錆が進行しない様にする物がある為に、付 属のハケは使用せずに、マジックリン等でよく使用されているス プレー式の容器に入れて、内外から広範囲に渡って吹き付けて防 止するしかないだろう。 そしてハケで塗れる部分に関しては丁寧に何度か換装させて2 〜3度塗りをして、できるたけ錆の奥深くまで黒錆化する事によ り錆の進行を遅らせる様にする。 最近は近所のホームセンターやカーショップからはホルツ製品 が無くなってしまい、全てSoft99製となり、同じ成分かど うかは不明だが、とりあえず異種混入は危険な為に入手できる方 を数多く入手しておき優先的に使用して、これ以上錆が進まない 様に対策を行う事にする。 そして、今回のHB21Sはドアの部分を見るとよくわかる様 に、ドア部分が錆びて流れ出たおかげで本来錆びる必要の無いド ア下部のステップ部分まで錆びてしまっている。 そんな事もあり、今回は板金屋さんの都合で急遽エンジン側か ら取り掛かる事となってしまった為に、スズキ自販で屋外に設置 される可能性がある為に、その際にはできるだけ錆の増殖を減ら す為にも雨雪にさらされる事が無い様に、右図の様なボディーカ バーも用意した。 これはドアミラータイプのアルトサイズがスッポリと収納でき るタイプで、車両の前後下部でゴムバンドによりカバーをしっか りと固定用できるもので、特に1月から2月にかけては雪が多い 為に、エンジンを下ろしてしまえばガレージの中なのだろうが、 順番待ちで外に置かれる時には錆が増えてしまう為に絶対に必要 だろう。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車 ⇒ アルトワークス ⇒ ボディ |