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MN128-SOHO SL10の設置

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◆全体の配線について
back-all.jpg  ここでは以前工事した AtermIT65ProDSU をベースに今回購入したルーター(MN128-SOHO SL)を追加する方法を紹介する。
 今回追加した理由としては、アナログポート(電話機用)が少ない事も あったが、以前落雷でDSUが破損してしまった事からDSU部分は以前から 使用しているNEC製のAtermを使用し、今後万が一でも落雷にあって DSUが故障した場合でもルータが破損する被害から逃れる様にしておき Atermを修理中にはルータのDSUを生かして使用するようにする事で ルーター機能をそのまま継続して利用できるようにしている。
lan-cone.jpg  今回のルータであるMN128-SOHO SL10では、本体からLANが4ポート分 出力できる為に左図の様に以前 【洋間にLAN増設】 で工事したPC机の後ろにあるコネクターへと配線している。
 ここに接続するケーブルは、HUB等を一切通さず、ルータの出力から 直接出す様にする。
 そうしないとHUBの電源を切られると他の部屋ではHUBの状態を 確認できない為に使用できない場合が発生してしまう。
 もしもLANが4ポート以上必要であれば、ルータの下に設置したHUBの 電源は常時通電状態にしておく必要がある。
tel-cone.jpg  更にMN128-SOHO SL10の追加により以前のAtermIT65ProDSUに接続できる アナログポート3個の他に、MN128-SOHO SL10の2ポートを合わせて合計 5箇所の電話機が使用できるようになる。
 その為に右図の様に以前 【洋間に電話を新規追加】 で工事したPC机の後ろにあるコネクターへと配線している。
 今回残念なことは、MN128-SOHO SL10に付いているアナログポートが 3つだったが、実際に取扱説明書を見てみるとアナログポートの2と3が 同時に使用できないとあった。
rt-all.jpg  その為に今回はポート3を使用せずに5回線分だけ配線してあり、 6回線分が必要であれば別途考える必要がある。
 またMN128-SOHO SL10側のアナログポートを使用しないのであれば、 今回の様に別にDSUを設置しておくとルータ自身を使用しない時には 電源を切っておく事ができる。
 また接続する線材に関しては、事前に使用する本数と長さを調べておき 接続する前に予め用意しておく必要がある。


◆設置後の配線接続方法
set.all.jpg  今回使用したMN128-SOHO SL10では、以前から使用しているNEC製の AtermIT65ProDSU同様に本体のフロントパネルに動作表示用の液晶表示器が 付いている。
 その為に本体が見えない場所に設置したのでは意味が無い為に、右図の様に以前 AtermIT65ProDSU で設置したPC机上中央の場所に設置した。
 AtermIT65ProDSUとは若干高さが合わないが、正面から見た幅もほぼ同じで LANや電話関係の同じ様な配線を行う為に1箇所にまとまっていた方が 良いだろう。
rotr-up.jpg  配線は電話線で局線と電話機への5本で合計6本が必要で、DSU付きの TAやルータではRJ−11のケーブルが添付されて来るために、6本中 2本はこれを使用し残りの4本を用意する必要がある。
 また今回の様に2台の製品を接続する為には、当然どちらにもS/T点用の コネクターが付いている必要があり、DSU内臓のTAによってはS/T点を 利用する為には別売のS/T点モジュールを購入しなければならない為に 予め確認しておく必要がある。
 またこのS/T点同士を接続するケーブルはPCIカードタイプのTAでも 購入しないと付いてこない為に、このS/T点ケーブルは必ず別途購入の 必要がある。
 このS/T点ケーブルはLANと同様のRJ−45タイプのコネクターで 一応LANのストレートケーブルがそのまま利用できる。
 製品によってはパッケージにISDN対応とかS/T点ケーブル対応等と 明記されている製品もある為に、ケーブルを購入の際にはそれほど価格差も なければ対応品を購入したほうが良い。
rotr-anlg.jpg  アナログポートは右図の右側で上からポート3−2−1となっている為に、 ポート2と3が同時に使用できない事から一番上のポート3は使用していない。
 ここには普通のモジュラー電話線を使用して接続し、圧着工具があれば RJ−11コネクターを購入してきて必要な長さのケーブルを作ってしまう 方がスッキリとまとまる。
 また配線間違いが無い様に白や黒と別々の色で分けて接続したほうが 確認しやすく見やすい。
dsu-cone.jpg  左側の一番上にあるコネクターが局線用のコネクターで、MN128-SOHO SL10を 単体で使用する場合は電話局から来ていている屋外の配線をここへ接続する。
 今回はDSUを従来から使用しているNEC製のAtermIT65ProDSUを使用する 為に、MN128-SOHO SL10の局線入力は使用しない。
 また今回購入したMN128-SOHO SL10では局線入力の事をU点と呼んでいる 様であった為に、付属のRJ−11ケーブルもU点ケーブルとなっていた ようである。
dsu-sw.jpg  そのU点コネクターの真下にあるRJ−45のコネクターがS/T点 コネクターで、TA同士を接続し拡張できるようになっている。
 今回はMN128-SOHO SL10のDSUを使用しない為に、右図のS/T点 コネクター真下にあるDSU切り離しスイッチをOFFにする必要がある。
 またMN128-SOHO SL10のDSUを使用し外部にDSU内臓TAを拡張する 場合には、拡張した側のDSUを切り離す必要がある。
 この部分のケーブルは付属していない為に別途S/T点ケーブルを 購入する必要があり、LANケーブルで接続可能だがLANケーブルでも ISDN対応製品がある為にこれらの使用をお奨めする。
ta-st.jpg  左図に見える黄色いケーブルが接続されている部分がAtermIT65ProDSUの S/T点コネクターで、この黄色いケーブルがMN128-SOHO SL10と接続して いるケーブルだが、今回は手持ちがなく普通のLANケーブルとして販売 されている製品を使用してみた。
 現在の所では何の問題もなく動作している。
 その黄色いコネクターの下から出ているケーブルは、以前 AtermIB55Pro で増設したPCIのISDNカードに接続されている。
rotr-lan.jpg  右図はMN128-SOHO SL10のLANポートで、4つのポート中3つは直接接続し 残りの1ポートをHUBに接続している。
 HUBに接続する際にはMN128-SOHO SL10もHUBと同様の扱いの為に、 HUBと接続する際にはクロスケーブルが必要となってしまう。
 HUBによっては1つのポートをスイッチ切り替えによりクロスタイプに 変更できる製品もあるが、HUBにクロス切り替えが付いていない場合は 右図の4ポート中の一番上のポートがスイッチにより切り替えができ、 ストレートケーブルでクロス接続ができるようになる。
 その為に通常のポート同士をストレートケーブルを使用しHUBと接続後は、 MN128-SOHO SL10側のHUBスイッチを切り替えてから接続するようにする。
gd-unit.jpg  MN128-SOHO SL10の電源であるが、以前落雷にあってからDSUの破損が 心配されるが、その後NTTより 雷ガード の広告があり、左図の様に電源間に入れている。
 局線の方も直接取り込み、内部で何らかの回路を通した後でDSUに 接続されるようになっているが、左図の様に雷ガードにコンセントが2つ 付いていた為にMN128-SOHO SL10の電源もここから供給した。
 配線も数が多く機器の2台間と電源の雷ガードへの中継としで混雑し、 ケーブル類はきれいにまとめたほうが良い。


◆HUBによる拡張
hub-back.jpg  MN128-SOHO SL10にはLANのポートが4ポートしかない為に、HUBを購入し LANポートの増設も同時に行った。
 右図は5ポートにより拡張した例で、電源はACアダプター式の為に右図の右側に ある黒いケーブルによりDC電源を供給している。
 そして青・黄・赤のケーブルが各装置に接続されているLANケーブルだが、 ケーブルの差し込む位置はどこでも良い。
 右図では一番左側のコネクターだけがHUB同士を接続するコネクターで、 今回はMN128-SOHO SL10側でクロスに切り替えている為に、一番左端のコネクターを 使用しない接続にしている。
hub-frnt.jpg  最近では10BASEクラスのHUBも安価になってきており、5ポートの HUB程度で良ければ定価が4〜5千円で購入できるために、実際には2千円台で 購入できるようになってきた。
 しかし同じメーカーでも古いタイプをそのままの価格で販売している所も有る 様なので、実際に購入する際にはメーカーの定価を良く調べてから購入したほうが良い。
 また、最近では100BASE-TX関連のHUB等も安価になって来ている為に、予算に 都合が付けば100BASE製品を利用するのもよい。



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