◆ISDNへの変更の前に・・・ 最近では様々なメーカーから数多くのISDN製品が販売されているが、やはり主力は DSU内臓TAではないかと思う。 メーカーによっては配線本数が減る為にDSUとTAが別々の物を薦めている所も有るが、 その人の利用方法によっては必ずしもそうとは限らない。 一般的にはどのように電話機を設置しているかだが、1間しかないアパートや電話機と パソコンを設置している場所が一緒であれば何の問題も無くDSU内臓TAだけ購入して 配線をちょっとつなぎ替えすれば簡単に済んでしまう。 しかしほとんどの場合は1階の玄関先や居間・茶の間等に電話が置いてあり、パソコンは 同じ1階でも奥の離れている部屋とか2階にある場合が多いのではないかと思う。 それだけではなく電話の数も1台だけでなく数台有る場合が多いだろう。 私の家でも1階に玄関・茶の間・台所と2階に1つで合計4台設置してあり、これが 全て同じラインに取り付けてあった。 確かにホームテレホンでも取り付けていなければ全ての電話が同時にベルが鳴り、 何処かで話している時に別の受話器を上げてしまうと話を聞けてしまう物であった。 この様な取付をしていた為に当然だが電話の配線を確認した所、器具から器具へと 橋渡しで配線してあった。 この様な方法で配線している家でISDNを引く場合には、一旦DSUで受けてから TAで普通の電話が使えるアナログに変換してから各部屋に引き回す必要が有り、電話局 からの局線が来ている器具を探して、橋渡ししてある配線を外してその器具の位置にでも DSU内臓TAを置いてやればできない事も無いが、TAのアナログポートに何台もの 電話をつなぐのはやめた方が良い。 普通のアナログ回線でも本来は2〜3台迄が限界となっているが、昔の電磁ベルを 使用している古いタイプでもない限りは10台近くは可能だが、動作の保証はできない。 これがTAのアナログポートとなると、下手すると電話機によっては2台とつなげない ものが有る為に注意が必要である。 その理由は別ページである AtermIT55DSUの配線 の内容を参照して頂きたいが、通常使用しているアナログ回線ではある一定電流以上の 電流が流れると受話器を取った事になり、1回線に電話機を複数台接続してしまうと ベルを鳴らす為の消費電流が多くなりベルが鳴っただけで受話器を取った時と同じ条件に なってしまうからである。 しかし実際には受話器を取っているわけではないので、ベルが1回鳴って切れてしまう というトラブルが発生するからである。 この事を考えると取説通りに1回線には1台の電話を接続しておいた方が良く、 これらの事からもISDNに変える前に複数台の電話機を使用しているのであれば 電話用の配線替えは絶対に必要となってくる。 ◆電話関係の配線方法について 前でも説明した様に電話機が複数台ある場合は電話線の工事変更も必要となるが、 工事費がかかってしまうのを気にするのであれば子機が複数台あるコードレステレホンを 購入して使用するのもいいだろう。 またホームテレホンを使用している場合には、ISDNに変更後TA関連で誤動作し うまく内線転送ができない物もある為に設置後の動作確認を必要とする。 しかしTAの機能として内線通話・内線転送機能を持っている製品が多く、以前では TAに付いている2〜3個のアナログポート間でしかできなかった物も、NEC製の AtermIT65DSU等に別売の高機能S点ユニットと言うISDN外部拡張端子を 取り付けてTAを増設すれば違うTA間でも内線通話・内線転送ができる様になった。 その為に以前まで使用していたホームテレホンは取り外してしまい、普通の電話機を 接続して使用した方が良いだろう。 この場合にホームテレホン用の電話機が普通の電話機として使用できるかどうかの 確認が必要である。 通常のホームテレホン用の電話機は2線式でなく4か6線式を使用していて、コントロール用の 情報を送っている可能性が有る為に普通の電話機として使用できるかどうかは不明である。 しかしホームテレホンを使用している場合には、ホームテレホンユニットから各部屋に 電話線が個別に配線になっている為に、ここへDSU内臓TAを接続すれば既存の配線を 利用して取り付けられる為に比較的作業は簡単となる。 しかしTA自体にパソコンを接続しないと肝心のインターネットが利用できない為に 結局は別の部屋にパソコンがあるとそちらにTAを移動する必要が有る為に配線の変更は 必要になってくる。 もっともISDNを引いた後に従来から使用しているアナログモデムでも使うならば 問題ないのだが、せっかく高速なISDNを引いておいてこれを使わない手は無いだろう。 結局はパソコンの周辺に電話局から直接来ている局線があり、それも電話機が1台しか 接続していない場合以外では何らかの配線変更が必要となってしまう。 ◆DSU・TAの選択と配線方法について 各機器を接続する条件としては以下の配線が必要になる事となる。 @TAのRS-232Cポートとパソコンを接続する A各部屋への電話もTAのアナログポートへ接続する。 B電話局から直接来る局線はDSUへ接続する。 ここにDSU内臓のTAを使用するのであれば全ての接続を1個所に集中させる必要が有り、 DSUとTAが別々であればDSUを局線の近くに設置できるが、TA迄のISDN ケーブルが増え各部屋への電話線をパソコン周辺に移動しなければならない為にあまり 意味が無いだろう。 また電話は電話で専用に工事し、DSU内臓TAを使用しパソコンとは別の位置に設置し パソコンまではISDNケーブルを追加して別ページで紹介している ISDNカード(PCI) を使用する手もあるが、配線の工事は減る物ではない。 またDSUやTAは電源を入れればそのまま利用可能だが、様々なサービスを利用する 場合や各ポートの設定などを変更する場合はRS−232Cにてパソコンと接続して変更 する必要が有る為に、ノート型パソコンでも所有していなければパソコンの近くに設置した 方が良いだろう。 NECのAtermIT65DSU以降に発売された物では、電話機の方から各種設定を 変更できるようになったが、やはり目で見て確認できないと不安である。 それにインターネットを行なう為にパソコンと接続するには、TAのRS−232Cに 接続する事で非同期→同期64Kの変換を行なってくれるTAが増えている為にこれを 利用しない手はないだろう。 その為にもパソコンの周辺にDSUとTAを設置し、局線も電話線も全てパソコン周辺に 集結する方向で考えた方が自然である。 どうしても工事費を減らしたいのであれば、パソコン周辺に局線だけ移動しTAの アナログポートに複数台の子機が使えるコードレステレホンの親機を接続すれば一番 安価に仕上がるが、内線転送時等の動作確認が必要である。 その為にこれから新築し配線工事がまだならば、是非パソコンを設置する部屋に 全ての電話線を集結する配線をお薦めしたい。 もう住んでいる家の場合でも屋根裏や床下に入れて、工事が可能であれば同じ様に パソコン周辺に配線を変更する事をお薦めする。 このパソコン周辺に電話関係をまとめた物を別ページの 電話関係をPC周辺に設置 にて紹介しているが、新築時の工事ではさほど工賃はかからないと思うが、後からの 配線変更となると電話機の数と部屋の間取りによっても作業時間が変わるが、たぶん まる1日か2日がかりの作業となってしまう為にかなりの費用がかかるだろう。 別ページの 電話関係をPC周辺に設置 の方法は 1階から2階への配線工事 を行なった上で PC周辺に電話を追加 するといった作業があり、ここで紹介した物はなんとか1日で作業を完了したが、 ほとんどの業者ではあまりやりたがらないのではないかと思う。 これらの作業は予め十分に検討した上で、実際に工事が可能かどうか事前に屋根裏や 床下を調べてあった為に1日の作業で終わったが、調査しながら構想を立てて工事する となると2〜3日かかってしまう可能性が有る。 その為にも新築時にはISDNにする予定が無くとも、とりあえず使用できる方向で 検討しておきいつでも設置できるようにしておいた方が良いだろう。 また電話工事と一緒にLANも配線しておけば、予定していた場所へパソコンが設置 できなくなった場合や、子供や兄弟で別の部屋でもインターネットしたい場合などに便利で、 DSUの設置してある場所のLANコネクターよりDSUの後ろからISDN信号を 送り出し別の部屋のLANコネクターをISDN信号として使用し、ISDNカードを 使用してつなげば利用できる様になる。 また最近では安価なISDNルーター等も販売されている為に、DSUのISDN コネクターにISDNルーターを接続すれば、LANを接続するだけで複数台での インターネット利用も可能となる。 その為に今回は電話工事と一緒にLANの方も行なったので、別ページのLAN用 コネクターの取付でパソコンのDSU側である PC周辺にLANを追加 した例とその配線作業である LAN用器具の配線 作業を参考頂ければと思う。 また各部屋へは電話用の器具と一緒に設置してあり、 洋間へのLAN追加 と 和室へのLAN追加 を必要な部屋に取り付け直している。 これは私有的な利用方法だが、私の所では2階のPCをメインとしLANによる プリンターの共有やハードディスクの共有を行なっている他、前にも説明した各部屋 におけるインターネットの利用などを行なわせている。 またTAのアナログポートからの電話も来ている為にISDN特有の2回線を利用し、 メーカーやショップにインターネットで情報を見ながら電話で問い合わせる等も各部屋で 行なえる様にしている。 やはりいくらインターネットが便利だと言っても、詳細な情報や製品の在庫状況や 価格に関してはどうしてもまだ電話でないとリアルタイム性に欠ける部分がある。 これも贅沢な話しだが、所有している複数のノート型パソコンやタワー型パソコンにも ISDNカードを増設するのであれば、各部屋の器具にも電話とLAN用の他にISDN用の 器具も追加しておくと良いだろう。 この際にはLAN用のISDN用のコネクターがRJ−45の同じ形状をしている為に 器具を購入する際にLAN用(WNT1781・松下電工) とは別にISDN用としてWNT1881がある為に こちらを別々に取り付ける様にする。 器具自体は同じだと思うが、器具の表面にISDNと書かれており価格もLAN用と 同じな為に間違えない様に区別しておくと良い。 またISDNはケーブルの最後の方で終端抵抗を取り付ける必要が有り、常に終端抵抗付きの 製品が接続されたままであれば良いが、どうしても取り外す可能性を考えてケーブルの 最後に付ける器具には終端抵抗内臓のWNT1882を 使用する事をお薦めする。 当然であるが、この場合は製品側であるISDNカードやDSU側は終端抵抗の設定を OFFにしておく必要が有る為に機器を設置する際に確実に設定する様にする。 ◆ISDNへの工事依頼 雑誌やISDN関連の書籍を見ると『INSネット64お申込票』と言うのがあり 様々な項目を記入する必要が有るように書いてある物が多いが、昔はこの様な面倒な 手続きが必要なのであったのだろうか。 またISDNは電話番号が変更になってしまう等の問題が有り、96年3月では 以前と同じ番号でISNDに移行できる 同番移行 は全国の40%位しかなかったが、 97年5月以降では90%以上となり現在ではほとんどの地域で同番移行が可能となった。 ISDNの申込は簡単で、インターネットから申し込む方法と116番で申し込む 方法の2種類がある。 もっとも書類を提出する方法があるが、NTTがISDNの宣伝をする様になって からというものはこの様な面倒な方法でなくともできる様になっている。 インターネットから申し込む方法は面倒な応対を無くして申し込める為に便利だが、 最寄りのNTTがどれだけ対応してくれるかである。 私も最初はNTTのISDNホームページから申し込んだが、同じ様に申し込んだ 他の人は2〜3日で最寄りのNTTから連絡が来ていたが、私の所には1〜2週間経っても まったく連絡が無かった。 結局116番に電話して申し込んだが、私の住んでいる最寄りの支店が単独で機能して いないのか別元の支店からの申込となったようである。 この様な場合もある為に ISDNの申込は116番から 行なった方がより確実に 申し込め、結果的に時間短縮にもなるだろう。 116番に申し込めば電話の応対だけで済み、あとは『後日、工事の日程が決まり次第 ご連絡差し上げます・・・』といったふうに簡単に申込が完了してしまう。 その後は1週間以内に工事の日程の連絡が入り、都合が悪ければ再度日程を取り直しと なるが、その指定してきた日程でよければその時点で申し込み完了となる。 だいたい日程的には1〜2週間以内に来る様だが、無理をお願いすれば予定が空いていると 2〜3日で来てくれる場合もあるが、まず無理だと思った方が良いだろう。 そして工事の1〜2日前には工事業者の方から『××日に工事に伺います・・・』と いった確認の電話が入る場合がある。 その為に確認の電話が来た場合に誰もでないと工事を延期される場合がある為に、 116番に事前に業者からの確認の連絡があるかどうか聞いておき、もし連絡する場合には こちらの日程も伝えておくと良いだろう。 またインターネットを利用している人でも『テレホーダイ』を利用している人が多いと 思うが、ISDNの申込は電話で簡単に申し込んで工事まで行なってくれるが、 テレホーダイの方は従来通りNTTに書類を提出しないと受け付けてもらえない様である。 116番に電話した際にでも申込書を送ってもらうようにし、こちらからも郵送で 送る事も可能なので、NTTに書類を提出するにしても申込書だけでも送ってもらった 方が便利だろう。 このテレホーダイを申し込む時は 申し込む人がその回線の契約者かどうか の確認も 必要である。 私の場合は契約者と支払者が違い、私は単なる利用者である事から私自身が直接 テレホーダイを申し込めるわけでない。 この場合は契約者が誰なのかを116番に聞いておけばわかる為に、契約者自身から テレホーダイを申し込んでもらうか、もしくは委任状が必要となる。 この委任状もその地域のNTTによって違う場合もあると思うが、116番にお願いして 委任状も一緒に送ってもらうと良いだろう。 委任状が必要な場合には契約者の保険証か免許証等の身分を証明する物が必要となるが、 契約者が申し込んでも必要なようである。 私の場合はアナログ回線時にこの様な問題が有り、ISDN時には申込書だけ郵送して 申し込んだが、この辺も116番にどうすれば良いか詳しく聞いておいた方が良い。 これはテレホーダイが何の手続きも無しで申し込めるのに、テレホーダイだけが書類の 提出が必要なのもおかしい話しである。 テレホーダイで特に気を付けなければならない事がもう一つあり、 テレホーダイの利用開始期間 を考えておく必要が有る。 ISDNは工事終了後から利用できる様になる為に、電話料金集計途中でもアナログと デジタル(ISDN)の料金を日割りで計算してくれるが、テレホーダイに関しては 新規であろうとアナログのテレホーダイからの移行であろうと21日からの開始日である 事である。 その為に私の時もそうであったが、ISDNの工事が25日だった為にアナログの 市内テレホーダイである1,800円が1ヶ月無駄に払ってしまい、更にISDNの 工事と一緒に申し込み21日に間に合う様に書類を提出したのにも関わらず、ISDNの 工事が21日移行の為に工事前のINSテレホーダイは契約できないと言う。 その為にまるまる1ヶ月ほどテレホーダイが使えず、メールの受信だけとなってしまった 事があり、かなり不快な思いをした。 その為にテレホーダイを利用している場合は、なるべく工事を21日では駄目だが 限りなく21日に近い日に工事してもらうと良いだろう。 そうでない場合はISDNに変わってしまうとアナログテレホーダイを支払った分が 無駄にならない様に、ISDNの工事する月以前にアナログテレホーダイを解約して おくと良いだろう。 これはあまり利用する人も少ないと思うが、電話が話し中にならない様に2回線にする 目的で利用していて、従来通りアナログモデムでインターネットしている人は ISDNになってもアナログテレホーダイがそのまま利用できる らしいので116番に問い合わせて みると良い。 これはISDNだと通話料金と通信料金を別々に集計できる為で、アナログポートを 利用している物では電話機でもモデムでも通話料として集計しているからである。 その為にISDNを引いても同じ市内でもINSテレホーダイが2,400円で アナログテレホーダイが1,800円な為に月600円の差額が出る。 この600円を昼間のメール受信代や通話料の支払いに回すと言う事もできる。 各NTTの交換機もデジタル交換機に変更になり、私の所も同番移行ができるまでの 間とISDNの工事以前はアナログ回線だったが、33.6Kのモデムで24Kか26.4K位迄しか 転送速度が上がらなかった物が、NTTの交換機が変わってからはいつでも33.6Kまで の転送速度が出る様になった。 それだけデジタル化され交換機同士の信号伝達が良くなったのだろうが、アナログ回線の ままよりはISDNにしたアナログモデムの方がより安定した高速通信が可能となる はずである。 その為に最近の56Kモデムは試した事が無いが、33.6KのモデムでもISDN回線を 利用すれば結構快適にインターネットができるものと思う。 しかしINSテレホーダイと同時に申し込みができない為に、アナログテレホーダイを 申し込んだ場合はTAやTAカードからISDNの通信を行なった場合には、たとえ同じ 電話番号であっても通常の電話料金の請求となってしまう為に注意する必要が有る。 またINSテレホーダイに入っていて、2つの電話番号が登録できる部分にアナログ用の 電話番号を登録しアナログモデムで使用しても、契約上がINSテレホーダイなので いくら1月全部アナログモデムしか使用しなくてもアナログテレホーダイの請求とは ならない点に付いても注意が必要である。 これも参考までに ISDNに切替えた移行の電話料金請求について だが、 ISDNの工事を行なって切替えた月の電話料金請求書は送られてこない。 その為に翌月の請求でアナログから切替えた日割りの計算と翌月のISDN料金とで 2ヶ月分の請求が来る事に注意しておく必要が有る。 それに申込時か工事業者から聞かれると思うが、工事費の2,000円を業者に直接 支払うか電話料金と一緒に支払うかを指定できるが、電話料金と一緒に請求するとこれ も一緒に加算されてくる。 その為に私の場合は、通信と通話料を合わせても千円くらいだったが2ヶ月分と 工事費に契約料とで15,000円前後の請求が来た。 その為に日頃あまり電話を利用しない人ほど請求額の差が大きい為に、口座振替を 利用している人は日頃より多めに入金しておく必要が有るだろう。 ◆ISDNの工事 ISDNの工事はいたって簡単で、基本的にはアナログ回線の配線のままで交換機だけを 切替えればISDNを利用できる様になる。 その為に業者が来るとまず、屋外にある保安器を確認し古い物は交換していく様である。 私の所では10年過ぎの保安器であったが交換する事も無かった様で、家の近くの電柱に 登って何やら確認作業を行なっていた。 もし保安器の交換が必要な場合でも保安器以前の配線ではすべてNTT所有となって いる為に工事費を取られる心配はない。 そして電話機の所に来て電話局の方に連絡を取り、ISDNへ切替えてもらえる様に 連絡してDSU付きTAであるNECのAtermIT55DSUを接続しこちらの アナログポートへ電話をつなぎ直して待機していた。 業者によっては右図に有る様に電話用の器具の内部にはサージキラーが取り付けてある 製品が多い為に、ISDNにすると64Kのデータが送られてくる為にサージキラーは コンデンサーと抵抗が直列にされた物の為に周波数が高ければ高いほど流してしまい、 信号自体がつぶれてしまう為に取り外すらしい。 私の場合は明らかにISDN用に配線替えしていると思われたのか、その辺の確認を 行なわないまま機材の取付作業にかかった。 普通は動作の確認だけ済めば工事が終わり約20分前後で済むらしいのだが、 私の住む所のNTTでは県内でもデジタル交換機に変えたのが一番遅いと県内ニュースで 放送されるくらい遅く、もしかしたら日本でも一番遅かったのかもしれない。 そんな事も有り技術的なサポートをできる人がいないのか、工事業者が2回も3回も 連絡してもISDNの切換ができず、40分もかかってやっと切換が完了した。 これには業者の人も『ふつうはこんなに時間がかからないのだが・・・』と言いながら 長々と30分くらい他の話を聞いたりして待っていた。 接続時には局線の極性切換の確認も行ない、接続が逆になっていると通信できないらしい ので配線の変更となるが、NEC製のDSUでは極性切換スイッチが付いている為に ここで切替えて簡単に動作の確認ができる様になっている。 接続が完了するとACTランプが点滅から点灯に変わり、TAに接続した電話機より 接続完了の連絡をして工事終了となる。 工事終了後は左上図にある様にDSU付きTAの横に『ISDNに関する故障問い 合わせ先』が書いてあるステッカーを貼って自局(こちら)の電話番号をマジックで 記入していった。 尚、工事終了後には右図の様な伝票と資料を置いていき、左から【工事内容内訳書】が 2枚と中央が【INSネットの故障受付番号のご案内】というNTTからの案内と、右に あるのが【電話ご利用のお客様へ】という工事業者からの問い合わせ先の用紙であった。 右下にあるのが実際に工事を担当した施工者の名刺で、これらを渡してくれる。 工事内容内訳書の内容に関しては、1枚の伝票は形式的な物で無料扱いとなっており もう一枚はISDNに変更した工事代のようで、今回は屋内配線などの変更がなくISDN への切換工事のみだった為に1枚の伝票は無料となったようで、その伝票の内容は以下の 様な物となっている。
ISDNの詳細に関しては別ページの ISDN(INS-NET64)について を参考にして頂きたい。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る ISN-NET64選択メニューに戻る ISDN実際例に戻る |