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![]() ◆従来のパネルの取外し ![]() 右図では電話専用のモジュラージャックとしてパネル一体式の製品が使用されており、 NTTで取り付ける場合にはこの様な器具を取り付けていく場合が多い様である。 この器具では1ぶんのスペースを全て使用してしまう事になり、パネルと一体構造に なっている為に2個口に増やしたりする事も出来ず効率が悪い器具である。 この器具のパネルを取り外す為には右図の様にしてパネル部分の両端で上下にある パネル取外し用の溝があり、ここへマイナスドライバーを使用し溝部分に差し込んで ねじる様にして取り外すが、はめ込みがかなりきつい為にできるだけ大き目のマイナス ドライバーを使用し、割れない様に注意して取り外す必要が有る。 しかし今回の場合は別に用意した器具でLANと電話用のコネクターに変更してしまう 為にこのパネル自体は再利用しない。 その為に他で利用する場合以外は廃棄してしまっても構わない。 取外しは左右に2個所づつある溝を1つづつ取外し、片側の2個所を取り外せばパネルが 取り外せる為に両側の4個所全てを外す必要はない。 特に和室の場合は右上図の様に直接柱に取り付けてある為に、柱側の柱と器具の隙間が ほとんど無い為にこちら側より取り外すのは不可能で、無理に柱近辺をドライバーで こじると柱にキズを付けてしまう為にこちら側からの作業をしない様に注意する。 ![]() この部分にはネジ類も一切なく、モジュラージャックを挿し込む穴にシャッターの 様な構造でふたが付いているが、これもパネルから外れない様な構造になっている為に そのまま取り外せば何も部品を紛失する事無くパネルが取り外せる。 パネルを取り外すと壁側に残った器具の両端に小さい突起が有り、この部分がパネルの 内側に入り込んで固定されるのが良くわかるので、次回の取外しの為に参考にしておくと 良いだろう。 ![]() この部分は普通の電工器具の場合と同じ位置のネジで、通常は取付枠を固定している 部分に相当するがここのネジは結構長い為にかなり回さないと外れて来ない。 ネジを取り外す際は器具が不用意に動かない様に固定しておかないと、器具で壁を こすってしまい壁が削れて落ちてしまう場合が有る為に、取外しの際には器具を片手で しっかり固定しておいた方が動かない為に良いだろう。 ![]() 器具の後ろ側からは電話線が出ており、線材は器具を引き出せる位の長さ以上は 有る為に、器具をある程度引き出したら作業し易い位置まで線材を引き出しておく。 線材を引っ張ってもなかなか出て来ない場合はあまり無理に引っ張らず、どうしても 引き出せない場合はそこまでの長さで作業する様にして絶対に無理をしない。 線材の長さが足りず床や畳の上まで器具を降ろせない場合には、器具を乗せる為の 台を用意しその上で作業するとやり易い。 ![]() この部分を右図の様にプラスドライバーを使用し、ネジを緩めてから線材を外す様に する。 線材は脱落防止の為にネジに1〜2回巻き付けてあり間単に線材が抜けない様にして あるのが普通で、線材を固定しているネジを緩めてしまえば線材を引っ張る事で巻き 付けてある線材を取り外す事が出来る。 取り外した線材は、器具の端子に取り付けてあった先端部分で被覆をむいてある部分は ネジで締め付けられつぶれている他に、湿気による錆等も考えられる為に切り落として おく様にし、器具取付変更作業中のショート防止も防ぐ様にする。 ◆新しい器具への配線 ![]() 器具の材料としてはまず個々の部品を取りつける為の 取付枠(WN3700020) を使用して上側にLAN用のRJ-45コネクターである 情報用埋込モジュラジャック(WNT1781) を取り付け下側に電話用のRJ-11コネクターである テレホンモジュラージャック(WNT15629) を取り付けている。 この取付枠は器具を3個毎取り付けられる為に中間を使用せずに上下だけに取り付けているが、 将来ここに器具を1個増設する予定が有る場合には、BLプレートを買い直さなくとも良い様に ブランクチップを使用しておき、増設の際にはこのブランクチップを取り外すだけで 簡単に増設が出来る為にこの方で部品を購入しておいた方が便利である。 取付枠には器具を3個毎取り付けられる為に中間にはメクラ用として ブランクチップ(WN3020)を使用し余った穴を ふさいでおく事もできる様になっている。 今回の様に将来増設予定が無ければ上下に取り付けて表面に取り付けるパネルの BLプレートを上下2つ穴の物を使用すればブランクチップは不要となるが、この BLプレートが10枚や20枚単位の販売の場合が多い為に、他の部屋に取り付ける 部品の購入時にまとめて購入した物を等を処分したい場合なども有効な手段である。 ここで紹介したブランクチップを使用した取付方法の例としては別ページにある 洋室への取付方法 等をを参考にして取り付けて頂きたい。 このブランクチップも20個単位の販売であるが、1個あたりで計算しても45円位なので 他の部屋等でも使用する事やパネルをまとめ買いして余るよりはブランクチップを 余らした方がまだ経済的な方法であると言えるだろう。 個々の器具を組み立てる方法としては別ページで紹介している 器具の組立方法 を参考にして組み立ての参考にでもして頂きたい。 ![]() この配線作業はいたって簡単で、各線材の先端を必要分だけ外皮をむいておき 各器具の裏に指し込むだけである。 左図は電話用のモジュラージャックの例だが、左図の様に器具の裏側にはストリップ ゲージと称した溝が付いてあり、この部分に外皮をむく前の電話線を当てておき溝の 長さ分の外皮をむけば良い様に指で位置を決めストリッパーでむけば長さを測らなくても いつも同じ長さで線材をむける様になっている。 このストリップゲージを使って線材の先端を処理する事で、芯線が短すぎて十分に 器具の端子との接続が不十分だったり、また長すぎて器具に差し込んだ部分から芯線が 見えるほど出ていたりと言うケースが無くなる為に便利で確実な作業ができる。 ![]() 電話線には通常単線物が使用されている為に、器具にはそのまま差し込めるはずだが 線材がより線だったり単線でも細すぎる場合は、本当に電話線かどうか確認する。 また外皮の被覆をむいた時に芯線が曲がったりした場合には、器具に差し込む際に 芯線が折り曲がらない様に真っ直ぐに戻しておく必要が有る。 真っ直ぐに芯線を直しても発生する場合もあるが、線材を差し込んでいる際に芯線が 折れ曲がってしまうと芯線に折れ目が付いてなかなか元の様に真っ直ぐには直らない 場合がある。 その際には無理して芯線を修復せず、線材の先端を切り取ってしまいもう一度外皮を むき直した方が作業性が良い。 またこの際に片方だけ失敗して片方だけ切り取ってやり直してしまうと左右の長さが 異なってしまい、器具に線材を取り付けた時に引っ張り時などに短い線材だけに負担が かかってしまう事や線材の収納時にバランスが悪い為に、片側の失敗だけでも両方の 線材を同じ長さに切り捨ててから作業をすると良い。 ![]() 器具の裏側で線材を差し込む周辺には、2芯用の器具であれば必ずL1とL2と いった様にマーキングされており、必ず決められた方に配線する必要が有る。 2芯の電話線では白色や灰色等の色の着いた物が一般的だが、これらの線材には 必ず灰色の線材には青色で白色の線材には青色か黒色のマーキングが施されている。 このマーキングが極性を判別する為の物で、通常このマーキングされた方をL1 端子の方へ配線するようにする。 現在の電話機では内部にブリッジ回路が搭載されており、電源供給などの問題も このブリッジ回路で極性に関係なく供給できる様になっている為に問題ないが、 ISDN(INSネット64)等では極性が逆だと動作しない物も有る。 もっともISDNのDSU側で極性切換スイッチが付いている物が多い為に この場合も問題が少なくなったようであるが、何処で問題が発生するかわからない為に この辺は全ての接続で合わせておいた方が良いだろう。 またLANに関した器具への配線方法については別ページで紹介している LAN用器具の配線方法 を参考にして組立・配線時の参考にでもして頂きたい。 ◆新しい器具の取付 ![]() 器具を収納する際には長い線材をスイッチボックスの外で壁の中に少しづつ押し出す 様にしながら器具をスイッチボックスへ入れるが、線材に負担がかからない様にしながら 押し込む様にする。 また線材は全てスイッチボックスの外である壁の中に収納せずに、器具の後ろで スイッチボックスの中に約1巻き分くらいの線材を残すようにした方が良い。 これは線材が壁の中で風等で揺れたり振動した場合と線材の自重により引っ張られ 器具に線材を差し込んだ部分に直接負担となって断線しない様にする為である。 その為にある程度線材をスイッチボックス外へ押し出したら、右上図の様にして 器具の後ろ側を確認しながら線材を1巻きぐらい残す様にしておく。 ![]() この場合にうまく収納できていない場合は線材の入る方向等を少しづつ変えてみて、 上手く収納できる場所を探す必要が有る。 今回の様にLANと電話線くらいだと問題ないが、器具を3つ全て取り付けてしまうと LAN等の多少太い線材等が3本も取り付けると収納しきれなくなる恐れが有る。 この場合はスイッチボックスに1巻き分も残す必要が無く、無理に入れ様とすると 逆に断線を招きかねないのでこの辺はその状況に応じて注意したい。 器具自体がうまくスイッチボックスに収納されたら、左図の様に現在まで使用していた 器具取付用のネジ2本を使用し、スイッチボックスの上下にあるネジ取り付け位置で 器具の取付枠をプラスドライバーを使用し取りつける。 この取り付ける際にスイッチボックスが壁の後ろ側にある場合は、あまり締め付けると 器具の取付枠がネジを締め付けた部分からどんどん曲がってしまい変形する可能性が 有る為に、締め付けには注意しながら行う必要が有る。 この部分の締め付けは、器具の取付枠が壁に密着してから多少変形するくらいが 丁度良く、あまり緩すぎてもガタ付きの原因になってしまう為によく確認しながら 締め付ける様にする。 ![]() 今回使用したBLプレートは右図の様に2枚構成となっており、パネルの下枠が ネジで固定されてその上にパネルが取り付く為に、パネルを固定しているネジが表から 全く見えないような構造になっている為に、従来使用していた物より多少手順が増えて しまう事になる。 その為に右図の様にパネルの枠を押さえながら、表面のパネルを後ろ側から押し出し 予め取り外しておく必要が有る。 一部分だけを大きく押し過ぎるとその反対側の固定部分が割れてしまう恐れが有る為に、 取外しには挟み込んである部分が外れる程度に押し、全てのはめ込み部分を少しづつ 取り外す様にした方が破損せずに取り外せる。 ![]() このパネル枠に取り付けられたネジは、ネジ自体が脱落しないような構造となって いる為に、ネジ自体を後ろから強く押さない限りには脱落する事が無い様になっている。 その為に取付の際はネジを押さえておく必要はないが、左回しでネジを取り外す方に 回してしまうと抜け出てくる可能性が有る為に注意が必要である。 ![]() このネジは枠が柔らかい材質のプラスチックの為にあまり強く締め付けると枠の ネジ部分で割れてしまう可能性が有る。 その為にパネルが固定されてから少しだけ増す締めした位で取り付けるだけで 十分である為に、あまり強く締め過ぎない様に注意する。 また1個所固定すると他のネジ部分で枠が若干浮く様な感じになり、ネジを回す際に ネジ自体が斜めに締め付けられてしまい破損する可能性が有る為に、取付の際には 一旦ネジを取り外す方向の左回しで回していき、ネジ山の合った所でカチッと言う音を 立ててドライバーが若干沈み込む部分が有る個所を探すようにする。 この作業を何回か逆回しで探し出し、カチッとした所を確認できたらその部分で 締め付ければネジ山を破損する事無く締め付けられる様になる。 ![]() このパネルは単に押し込んでいけば取り付けられるが、無理に力を入れ過ぎると はめ込み部分の爪が割れてしまう可能性が有る為に、取付時には少しづつ親指などで 押しながらパチッと確実に挟み込まれたかどうかを確認しながら取りつける。 取付には左図の様に最初は上方向を先に入れてから両端とした部分を押し込む方法や、 柱側を先に入れておきその上下と右側を押していく方法などと、少しづつ取り付けて パネル裏のはめ込み用の爪を破損しない様に取り付ける様にする。 ![]() なおここでは配線方法を一部省略したが、LAN用も電話用の配線方法もAC関係と 同じで線材をむいて差し込むだけで配線できるようになっている。 線材をむく為の長さも器具の裏側にストリップゲージが付いている為に、これらの指示に 従って作業すれば問題ないく作業できる。 これらの配線方法としては、別ページの 電話線の配線方法 や LANの配線方法 を参考にして頂きたい。 ![]() その為に片方の手でこのシャッターを上げておくか、ケーブルに付いたプラグ自体で シャッターの下にある突起部分を押し上げながら差し込む必要が有る。 コネクターを抜き取ると自然にシャッターが降りてくれる為に、使用しない部分では カバーされてホコリが入らず便利になっている。 使用する点では何ら問題が無いが、間違ってシャッターをコネクターで押してしまい 破損しない様に注意する必要が有る。 ◆ここで使用した部品 上記で使用した新しく取り付けるLANと電話の器具に関しては以下の部品を使用した。
ホームセンター関連では単品売りもしているが、購入先によっては取り扱い方法が 違っている場合が有る為に予め問い合わせておくと良いだろう。 またカタログ上で単品販売でも箱単位での仕入れしか出来なくなっている部品も有る為に、 全ての部品に関して問い合わせておく必要が有る。 メインに戻る ⇒ 修理・分解に戻る ⇒ 屋内配線に戻る ⇒ 器具取付に戻る ![]() |